主な人権侵害事象(差別事象を含む)状況

(4)インターネット差別事象対策推進会議

 インターネットの普及は、利用者が情報を得るだけではなく、インターネット上の電子掲示板に匿名で手軽に書き込みをおこなうことができるなど、個人の自由な情報発信が可能となり、個人の重要な表現手段となっています。
 しかし、インターネット上に情報を発信する際に、利用者のモラルの欠如から生じる問題として、インターネット等を悪用して、同和地区の名称や所在地等の情報を流布したり、特定の個人や団体、不特定多数の人々を誹謗・中傷したりするなど、悪質な差別書き込みが多く発生しています。
 こうした状況の中で、2007年(平成19年)5月に、インターネット上における差別を助長し、または誘発する電子掲示板での差別事象について、適切で有効な対応策の検討・実施をおこなうため、「インターネット差別事象対策推進会議」を大阪府が設置しました。



  1. 推進会議の取り組み
    • (1)この推進会議では、インターネットにおける差別事象について、現状を把握し、問題点や課題を整理するとともに、対応策について検討することとしております。
    • (2)具体的には、次の取り組みをおこなっています。

      ① インターネット上の差別書き込みの基礎資料として活用するため、インターネット掲示板上の差別書き込みについて、モニタリングを実施。

      ② 府民等への周知を図るため、取りまとめた差別書き込みに関する情報を発信。
      (参考)「2008(平成20)年度~2010(平成22)年度 実施結果」PDFファイル

  2. インターネットの掲示板への差別書き込みに対するフォローについてPDFファイル
  3. インターネット上での差別書き込み情報の府民からの提供呼びかけ
  4. 2012(平成24)年度インターネット差別事象対策推進会議の概要について