2015年度　人権NPO協働助成事業



とりくみほうこく　11月 Part２

マイノリティアートフェスティバル

～マイノリティがアートと出会うとき 富田林編～
団体名　マイノリティーアートプロジェクトチーム
（http://minorityart.hotcom-web.com/wordpress/）

「マイノリティーアートフェスティバル」

１１月２１日、２２日、２３日は、いよいよ私たちの目標であった、マイノリティーアートフェスティバルを開催いたしました。

２１日は関西クィア映画祭共催で映画「R/EVOLVE 結婚と平等とピンクマネー」上映会を行い、映画祭代表のひびのまことさんに講演いただきました。

昨今のＬＧＢＴをビジネスに利用しようという動きをどう見るか考えさせられる内容でした。
講演では、ひびのさんのご指摘のもと講演会のパネリストは男性に偏らないようにするといった工夫をいたしました。
また、会場のトイレのありかたなど、もっと性別のあり方について問い直してみたら、との提案もいただき大変勉強になりました。

２２日は韓国の伝統楽器と日本の和太鼓の楽団で、MAPカフェを出発点に、会場である河内水平社発祥の地を目指して練り歩きました。

会場では、それぞれの伝統にちなんだ演奏やパフォーマンスを行い、マイノリティーが一丸となる歴史のひとつを刻めたのではないかと思います。

２３日は演奏やパフォーマンスなど様々なアーティストを招き、カフェや団地集会所などを会場にフィナーレを迎えました。

犯罪被害者家族であり真相を追求するためにも、事実を知ってもらうために活動をしている、夜明けのさっちゃんズの演奏、南京たますだれ。

また、三日間を通して、ひきこもり当事者による常設展やワークショップなども数多く開催しました。

葛城温泉をＵＦＯにしようというアートプロジェクトも同時進行し、地域の小学生に作ってもらったプリンカップＵＦＯを展示し、特殊なフィルムをめぐらし外壁を一夜にして銀色にすることに成功しました。


他にも多くのアーティストが参加していますが、都合上書ききれません。詳しくは、Facebookページをご覧ください。

https://www.facebook.com/minorityartproject

大阪府人権協会の人権ＮＰＯ協働助成金活用事業として、今回の試みを実行させていただいただき、フェスティバルは成功に終わりました。

来場者は何百人規模を想定しているのかなど、厳しい意見もあり、できるだけ多くの人にご来場いただきたかったのですが、お世辞にも外部からたくさんの人がみえたとは言えない結果でした。しかし、今回は初回ということで、結果として志高い人、当事者意識を強く持つ人などが集まりマイノリティーの連帯という意味で繋がり、広がりができたのではないかと思います。

最初の企画として、これだけ多くの人と繋がり、アートイベントを開催でき、次へ繋がるきっかけとして大変有意義なものとなりました。

思えば、企画を立ち上げて今回に至るまで、企画書を推敲し、いろんな人に相談したり巻き込んでいくことで、関わった人がこの事業をやっていこうと、ひとつの目標に向かって団結する。それこそが、助成金申請の最大のメリットだと気づくことができました。

関わってくださった皆様に重ね重ね感謝申し上げます。

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