新着情報



2015年度 人権
NPO
協働助成事業



とりくみほうこく 10
月 Part2







よっしゃ ! ほっとかへんで

 ~地域の子ども個別支援準備事業~


団体名 NPO法人西淀川子どもセンター
http://nishiyodogawakodomocenter.web.fc2.com/


「宿泊実習開始!~宿泊から見える子どもの気持ち~」

にしよど③(10月次).png

10月15日(木) 研修「子どもの保護現場をめぐる仕組みと課題」

講師:NPO法人チャイルド・リソース・センターの宮口智恵さん(http://homepage3.nifty.com/childrc/

参加人数:28人


①にしよど(10月次).png

現在行っている宿泊実習は、急に保護が必要となった子どもへのお泊りにも対応できる可能性がある。

今回、どういうケースで子どもの一時保護が必要となり、そのときの子どもの気持ちはどんなものなのかを感じとれたらという思いのテーマとなった。



1.自己紹介

宮口さんは、大阪府子ども家庭センター(児童相談所)等で福祉職として 18 年間勤務。2007 年、子どものリソース(可能性)を親や支援者と協力して引き出していくことをめざし、「NPO 法人 チャイルド・リソース・センター」を設立。児童相談所や児童福祉施設で親と子をつなぐ、家族再統合をめざしたCRC 親子プログラムを提供されている。


2.子どもの保護現場をめぐる...から見えること

一時保護のその後、分離された子ども、親子のその後について


3.あなたの気になる子どもは?

どんな表情?好きなこと・嫌いなことは?


4.子どもにとって、どんな大人が必要なんだろう

「アタッチメント」について


5.あなたの子ども時代を思い出そう... (ペアになってワーク)

好きだった遊び

どんな大人が好きだったか?

子どもはどんな大人に横にいてほしいのか?


6.地域でできること

子どもがSOSを出し受け止めてもらう体験 →大人への信頼


虐待などで通報があった後、一時保護か否かが決まるまでの間に行う調査などの期間の空白に子どもは行く場所がないことや、一保護後の親子を継続的に支援していく難しさなど、厳しい現状の話を聞いて、西淀川子どもセンターとして、一時保護前とその後にどう子どもとその親を支援していくのか、宿泊実習をどのように活用できるのかを考えさせられた。




宿泊実習の開始

10月19日(月)~20日(火)第六回モデル実習 17時~翌朝8時半



にしよど②(10月次).png


子ども一人(A子・小学生)にスタッフ二人で実施。


過去5回のモデル実習から、お泊りにおいて必要なものを購入し、子どもには前もってお泊りのために準備しておいてもらうものなどをメモして渡しておいた。


実習当日、17時に迎えに行くと、お泊りのため下着や着替え、明日の学校の準備などをランドセルに入れて待っているA子。


宿泊場所の家に着くと、すぐに宿題にとりかかるのをスタッフが一緒にみる。


その中の会話で最近の家族と親戚の話がでてきて、学校を休んでいたこともわかる。


・1週間北海道に行っていた

・親戚が子どもを産むため、北海道の親戚の家に行った

・北海道は寒かった



何か話すきっかけがないと自ら話すことはない子どもが多いので、会話にはきっかけとなるものが必要だといつも思う。今回は宿題がそのきっかけとなってよかった。


18:45~ :調理開始


19:30~ :夕食
3食の食事について:朝は食べない。それよりもゆっくり寝ていたいようす。


20:30~ :近所の銭湯に行く。

洗髪や体の洗い方について、あらためて一緒に実践しながら伝える機会となった。

やり取りの中で、本人が気にしている体型などのことを自ら話した。気にしてるんだな、と思う。

ドライヤーでの乾かし方のポイントなども話した。


21:30 :洗濯に取り組む

夏物の制服を一度も洗わずに着ている。毎日洗わずに着ることに慣れている。

今日、家をでるときに、今日も着ていた制服を明日も着るため持参。

今夜洗おうと声を書けたら同意。コインランドリーで洗って乾燥までする。

きれいになった服を翌朝着ても、特に変化のある事柄ではなかったようで、毎日洗わずに着ることに慣れていることがよくわかる。


23:00 :就寝 

A子の日常では、就寝時は携帯の音楽をイヤホンで大音量にして寝ている。

「今日は音楽なくても眠れそう」と。

いつもはひとりが不安で音楽を聴かないと穏やかに眠れないのかな、と思った。

夜はぐっすり眠っており、途中で目を覚ますこともなかったようす。


6:50 :起床

朝ごはんはいつもは食べないが、スタッフが用意した朝ごはんを嬉しそうにおしゃべりしながら食べていた。用意されると食べるのだと思う。

朝に親の話などもでてきた。長く時間を過ごすほど、いろんな話、深い話がでてくる。



8:00 :スタッフが学校まで送り届けた。担任の先生とも話ができた。

A子は担任の先生に安心しているようす。 

宿泊実習の話を昨日のうちにしていたらしい。

朝、登校前に書いてくれたA子の感想では、ごはんとお風呂がうれしかったらしい。髪の乾かし方やトリートメントなどを「教えてもらったのがうれしかった、ありがとう!」とあった。




<まとめ>

ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、眠ったり、そういう日常的な生活の中から、自然な会話があり、子どもの思いや考えていることなどが見えてくる。また、その子にとっての習慣や状況も知ることができる。

今後のA子のニーズやスタッフが取り組む課題も見えてきた実習となった。

①生活習慣として自分をケアする(洗髪、体の洗い方など)ことを伝えていくこと

②洗濯と洗濯物の片づけ方法について


次回に向けて、月に一度、一緒に銭湯に行く日をつくることや、洗濯方法などをA子の家で一緒にやりながら伝えていく日をA子の家族と話し合いながらしていきたい。









~マイノリティがアートと出会うとき 富田林編~

団体名 マイノリティーアートプロジェクトチーム
http://minorityart.hotcom-web.com/wordpress/




「マイノリティーアートフェスティバル最終調整」

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10月は、マイノリティアートフェステバル(11月21日~23日)にむけて打合せを重ねました。

打合せでは、大阪府人権協会の方も一緒に参加し、出演するアーティストや会場の確認、プログラムについて話し合いました。富田林にある市立人権文化センターや団地集会所、駐車場、お寺、そして、MAPカフェを場所で開催します。


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 広報では、大阪芸術大学で彫刻を専攻した方にチラシのデザインしていただき、斬新なチラシが出来ました。そして、裏面は、MAPカフェに集まっていただいている方とともに、案内図を作っていただきました。

マイノリティアートフェス表.pngマイノリティアート裏.png





 フェイスブックでの広報はもちろんですが、会場周辺のお店や住宅に配布したり、人権協会のネットワークなどでこのチラシをとどけることを話し合いました。

イベントに向けて全てが順調に進んでいるわけではありません。はじめてのイベント企画で、手探りや行き違いもあったりと大変なこともありますが、運営者とスタッフ全員ができることを精一杯やって、様々な人と出会い、学びに繋がったと思います。


 定例イベントとして、ひきこもり大学も同時並行で開催いたしました。そこで繋がった当事者の皆さんもフェスティバルのスタッフとして参加してくださることになりました。


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①2015年度人 権 N P O 協 働 助 成 金の助成事業が決定しました。
http://www.jinken-osaka.jp/2015/03/_npo_1_7.html

②2015年度事業説明会&ワークショップ

http://www.jinken-osaka.jp/2015/05/2014npo_1.html

③とりくみほうこく 5月編 Part1

http://www.jinken-osaka.jp/2015/06/npo_1_5.html
④とりくみほうこく 5月編 Part2
http://www.jinken-osaka.jp/2015/06/npo_1_1_1.html

⑤とりくみほうこく 6月編 Part1

http://www.jinken-osaka.jp/2015/07/npo_1_6.html

⑥とりくみほうこく 6月編 Part2

http://www.jinken-osaka.jp/2015/07/festa_juninanpo_1.html
⑦とりくみほうこく 7月編 Part1

http://www.jinken-osaka.jp/2015/08/festa_juninanpo_1_1.html

⑧とりくみほうこく 8月編 Part1

http://www.jinken-osaka.jp/2015/09/npo_1_7.html

⑨折り返し地点の中間報告交流会

http://www.jinken-osaka.jp/2015/10/npo_1_9.html
⑩とりくみほうこく 10月編 Part1

http://www.jinken-osaka.jp/2015/11/npo_1_10.html


この人権NPO協働助成事業は、人権に取り組むNPO等のホップ・ステップ・・・を応援するために、事業収益の一部を活用して自主事業として取り組んでおります。より充実した内容へと発展させるために、皆様のあたたかいご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

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