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羽曳野市タイトル
組織名:
東住吉矢田中住宅地区改良まちづくり協議会
連絡先:
06-6605-5188
概要:

 矢田のまちづくりは、1958年9月の部落解放同盟矢田支部の設立とまた同時に、大阪市同和事業促進矢田地区協議会(現在、東住吉矢田人権協会)が誕生し、1958年に結成された住宅要求活動により実現された公営住宅建設にはじまりました。
  1960年代後半より「矢田地区を教育の町」と規定し、基本的人権を守り、差別を撤廃する解放の町、住民自治の町を目標に『矢田はひとつ』の理念のもと、まちづくりを進めてきました。以後、様々な議論を重ね「豊かなまちづくり」活動基盤を更に充実させ、「人権・福祉・住民自治」を具現化することを目的に、NPO法人共生と自立のまちづくり・ふれあいを設立し、新たなまちづくり活動が進められました。
  しかし、矢田地域の実態は、居住水準は一定向上したものの、若年者や中堅所得層の地区外転出の状況や定住意向の格差などがあり、新たな問題も浮き彫りにされてきました。このような中で公営住宅の如何によっては、地区が「都市スラム」化する恐れがあり、改めてコミュニティの弱体化への対応が求められました。地域ニーズに合った住宅を創るためには、住民参加型のまちづくりが必要です。
  そこで、建て替えや全面的改善事業を進めるにあたり、住民参加で新しい改良住宅のあり方を一体的に考えるまちづくり活動を進めるため「東住吉矢田中住宅地区改良まちづくり協議会」を結成し、取り組みを進めています。

  東住吉矢田中住宅地区改良まちづくり協議会は、2005年に発足し、2009年度で5年目に入ります。
  2005年度は、「矢田☆やったー!!計画」を策定し大きく変化する矢田・消えゆく風景について発表し、2006年度は住民参加のワークショップとフィールドワークを実施し、地域資源を発掘し未来の矢田を展望するというきっかけと成果を得ることができました。
  2007年度は住民参加のワークショップを継続し、広報活動(毎月発行機関紙等)を充実させるとともに、ストック総合活用計画についての学習会を開催し、市営住宅について住民参加のワークショップを開催しました。
  2008年度は、ストック総合活動計画の具体化について検討する場として「新住宅あり方検討会」が新たに開催され、情報交換と意見交換を行いました。
  2009年度は、これまでの成果を活用して、まちづくり協議会がより身近なものとなるよう、矢田のまちが住民一人ひとりの力で少しずつでも良くなっていく具体的な活動を進めています。
もち米が蒸しあがる時間で、「矢田クイズ」を実施中
住民どうしで餅つき大会
■ 子どもや高齢者、障がい者などが参加しやすくしている工夫
  保育所や小学校をはじめ、社会福祉法人など矢田の各施設の協力を得ながら、住民アンケートを行うなどし、参加しやすい、わかりやすい活動を軸に進めています。
  例えば、まちの美化活動推進として、子どもからお年寄りまでを対象に人権文化センターの花壇などに、ひまわりの苗を植えることや、子どもたちと陶器のチップでデザイン画を作成したり、フィールドワークや清掃活動を行うことなどを通して新たな発見や思い出づくりにと、活動を展開しています。
子どもたちと陶チップを使って花壇に絵を描く
花物語:矢田生協医療センター南側花壇にヒマワリの種蒔き
花物語:矢田人権文化センター花壇にヒマワリの苗を植替え
矢田キャンドルナイト

■ 地域のまちづくりを進めていく上で活用した施策等
大阪市・国からのまちづくり協議会補助金
これまでのまちづくり活動を基軸に、2009年度は、
@新住宅あり方検討会の開催
ストック活用計画の具体化案の情報提供と意見交換の場
新住宅あり方検討会でストック活用計画の具体化に向けて意見交換
まちづくり企画会議の様子

A他地区のまちづくり視察
他地区での計画や景観づくりなどを視察し、矢田でのまちづくりに繋げます。
浅香市営住宅の視察
日之出地区の視察

Bまちづくり学習会の開催
  矢田のまちづくりを共に考える人材の育成と住民参加の学習会を、その年ごとにテーマを考え、学習会を開催していきます。

Cコネタワークショップ
  共有空間の中から、具体的な対象を選び、そのデザインや活用方法などについて、ワークショップを行います。

D四季のまち歩きワークショップの開催
  各季節で矢田のまちで季節感ある景色を探し、写真に撮るワークショップを行い、四季折々の矢田のまちの魅力を自分たちで見つけ出し、それを育み、創造していく活動につなげます。

E花物語
  住民アンケートにおいて、第1位になった「下高野大橋におけるフラワーロードづくり」の第1弾として、ひまわりとコスモスを植え、育てることをみんなで力を合わせ、下高野大橋のデザインワークショップに繋げ、また花がたくさん咲くきれいなまちへの取り組みとします。
  そして、まちづくり協議会で作成した「矢田☆やったー!!計画」の実現を目指すと共に、住民自治・コミュニティの場づくりや「矢田のまち」への愛着となる種まき活動を地道に進めていくことを目標とします。
ふれあい夏祭りでの矢田の実態アンケート調査
  計画は計画として検討・議論を進めると共に、1人でも多くの賛同者を得ながら簡単で継続しやすいものを探し、人は「宝」このことの重要さを忘れず、これからも、まちづくり活動の推進力を高めることに邁進します。
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(C)大阪府人権協会
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