★2020年度人権NPO協働助成金★
活動紹介⑩
事業名:子どもの権利普及促進事業
~「なんでやねん!すごろく」開発・製作・ワークショップ実践~
団体名:子どもの権利条約関西ネットワーク
7月「やっと会えたね!何から始める?」
2020年7月5日(日)「子ども会議チーム」での対面ミーティングを開催
今年の子どもの権利条約全国フォーラムに向けて、「なんでやねん!すごろく」をブラッシュアップするために子どもたちと対面で集まることになった。
すでに学校が再開している中での最近の生活の様子を子どもたちに聞いた。
気をつけていること、いろんな制限を辛く感じていること、不満や不便があること、あまり気に留めていないこと等、様々な様子を聞くことができた。
またこれからの活動について、感染への不安を持ちながらではあるが、できることをやりたいという気持ちが感じられた。さらには子どもが発信する気持ちや意見を届けていく必要性が感じられた。
「なんでやねん!すごろく」をブラッシュアップしていくための相談では、マスの内容(コマが止まったところの指示「1つ進むなど」)を少し変更することと、すごろくのイラストが著作権侵害にあたるのでオリジナルイラストが必要なことが話題に上がった。
オリジナルイラストについて、「一人で描ける人は少ない。」「みんなで一緒にやったら描けるかも。」「誰かに教えてもらいたい。」ということもあり、みんなでイラスト講座を行う準備を進めることとなった。
7月8日(土)運営会議の開催
オンラインによる運営会議を開催。子どもたちの声を受け、イラスト講座に向けて検討した。その他、8月22日開催予定のユニセフ大阪での講座の検討を行った。
7月25日(土)子ども国際交流広場でのすごろく実践
ユーススタッフ(子どもにより年齢の近い学生スタッフ)の関わる「子ども国際交流広場」で「なんでやねん!すごろく」を実施する機会があり、スタッフが1人サポートに入った。
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8月「思いを込めたイラストですごろく作るでぇ~?」
8月2日(日)「想いを込めてイラストを描くコツ」講座を開催
9人の子どもが参加し、会場参加が7人、オンライン(zoom)参加が2人。オンライン参加を含め、8人の大人スタッフが役割分担をしながら講座を運営した。
講師は田中一歩さん。おだやかに子どものペースに合わせて講座が進められた。
子どもたちは講座が進むにつれ、どんどんリラックスして思い思いのオリジナルイラストを書き上げていったが、時間内に描き上げられなかったイラストもあった。まだまだイラスト数が足りていない状況。
すごろくの実践を通して、子どもの声を聴き、イラストですごろく作りに関わることで、関心を高めていけるのではないかと思う。そのための子どもたちと出会うワークショップをどのように開催していくのかが課題である。
8月5日(水)運営会議の開催
8月2日のイラスト講座の振り返りと、22日の講座の検討を行った。また全国フォーラムの準備の進み具合についても確認した。コロナ禍での参加についての議論もあった。
8月22日(土)ユニセフ大阪「なんでやねんすごろく!」実践講座
大人向け講座を開催。当団体の活動紹介をした後、子どもたちの意見表明をどのような姿勢で行っているのかについてお話しさせていただいた。
2016年の全国フォーラム開催準備の立ち上げ時にフォーラム委員が共有した資料や、「子どもの参画」の著者ロジャー・ハートの参加の階段を使って、①形式ではなく、実質の追求を②子どもは誰を代表しているのかへの認識を③子どもを過剰に特別扱いしない④子どもを支援する大人の役割の自覚を大事にしていることを伝えました。
その後、実際に「なんでやねん!すごろく」をみんなで体験した。すごろくの途中に子どもの権利条約を読んだり、「なんでやねんカード」を読んだりすることで、子どもの生の声に触れ、子どもたちの日常にある不当な扱いや権利侵害に気付いてもらえたように思った。
また、このすごろくが持つ力についてグループで考察していただいた。「子どもの頃に感じたなんでやねん!」をカードに書き出してもらう中で、「なんでやねんカードに触発されて、自分の権利について考えることのできるすごろくだった」等の感想が出された。
2日に子どもたちが新たに書いてくれたイラストを挿入した新しいすごろくの初試行の場となった。止まったマスの指示については、「なんでやねん」にバランスよく止まるように、もう少し精査が必要である。
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①2020年度人権NPO協働助成金の募集案内
(http://www.jinken-osaka.jp/2019/12/2020npo.html)
②2020年度人権NPO協働助成金の助成事業が決定しました。
(http://www.jinken-osaka.jp/2020/03/2020npo_1.html)
③2020年度人権NPO協働助成金 事業説明会を開催しました。
(http://www.jinken-osaka.jp/2020/11/2020npo_2.html)
活動紹介
◆ママコミュ!ドットコム 事業名/みんなで"防災"ごはんの会~食から考えよう!誰一人取り残さない防災~
◆南大阪サポートネット 事業名/リアルな「いま」を可視化する~ひきこもりの親へのサポートを考える~
①リアルな「いま」を可視化する~ひきこもりの親へのサポートを考える~
◆子どもの権利条約関西ネットワーク 事業名/子どもの権利普及促進事業~「なんでやねん!すごろく」開発・製作・ワークショップ実践~
①子どもの権利普及促進事業~「なんでやねん!すごろく」開発・作成・ワークショップ実践~
◆RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク) 事業名/在日難民を支える関西でのネットワーク作り
この人権NPO協働助成事業は、人権に取り組むNPO等のホップ・ステップ・・・を応援するために、大阪府人権協会の事業収益の一部を活用して自主事業として取り組んでおります。
より充実した内容へと発展させるために、皆様のあたたかいご支援・ご協力よろしくお願いいたします。