2022年度 人権NPO協働助成事業 中間報告・交流会 ~グループ:人権教育教材を作成する実行団体~ ご報告
2022年10月20日(木)の午後1時30分から午後4時30分に、部落解放同盟大阪府連合会平野支部において人権NPO協働助成事業に伴う「中間報告・交流会~グループ:人権教育教材を作成する実行団体~」を実施しました。
中間報告・交流会の目的は、各実行団体が1年半取り組んだ事業の振り返りとなる中間評価を行った結果①「中間評価に取り組み気づいたこと」②「気づきから事業に工夫したこと(工夫予定のこと)」③「捉えた社会課題をどのように社会に発信していこうと考えているか」について報告し合い、事業の後半の取り組みに活かすとともに意見交流から今後の具体的な事業でのつながりを見出すことです。
参加者は、実行団体(6人)「部落解放同盟大阪府連合会平野支部」「特定非営利活動法人えんぱわめんと堺」「公益財団法人大阪人権博物館」、実行団体関係者(1人)、事業の推進委員が1人、当協会職員が2人参加しました。
第一部では、各実行団体から先述の①②③について報告を受け、参加者からの質問を通じた交流や意見をもらいました。
第二部では、部落解放同盟大阪府連合会平野支部の取り組み報告に加え、平野郷周辺の歴史フィールドワークを実施しました。
参加した実行団体の皆さんからは、
・平野支部のフィールドワークで深まった
・3団体なので、こまかく読み、話しを聞くことが出来たので理解が深まった
・人権に取り組む姿勢や方法・しくみの改善を考えることができた
・とにかく交流は貴重
などの感想が出ました。
部落解放同盟大阪府連合会平野支部と共に教材づくりに取り組んでおられる学校関係者もご参加くださり、
・実行団体が取り組む事業内容を受け協力したいと感じこの場にいる
・人権教育教材を通じて「子どもが変わる」「保護者が変わる」ことを受け「教員も変わらざるを得ない」状況が生まれていくと感じている
などのお話をいただきました。
また、推進委員の方からは、
・日頃書面を通した報告を受けるが実際に対面することで伝わることを感じた
・現場の実状に合わせ事業計画を柔軟に変更し動いてきたことは素晴らしい
・子どもの人権という目に見えないものをおとながどう守っていけるか意識していかないといけない
・真摯に事業に取り組む姿から学ばせてもらった
などの感想を頂き、各実行団体へ質問することを通じて検討する機会や助言を頂きました。
引き続き、「差別や排除のない人権尊重の社会づくり」に向け、ネットワークを強める取り組みを進めていきたいと思います。