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“自分ゴトとして考えられる” 人権・部落問題学習を考えた一日
〜人権・部落問題学習パワーアップ講座〜

  2009年8月21日に、人権・部落問題学習を進めている方を対象に、「人権・部落問題学習パワーアップ講座」を開催しました(参加者24人 ※人権協会・地域人権協会4人、市町村13人、府外7人)。
  この講座は、大阪府人権協会が現在取り組んでいる人権・部落問題学習を進めるファシリテーター養成(養成講座の実施は2010年度)の検討の一環としても位置づけながら開催しました。検討中の学習プログラムを、現場で取り組まれている方たちに体験していただくことで、人権問題を“自分ゴト”として考えることのできる学習とは何かを考えていきました。
  講座内容として、まず「成人の学習のポイント」と題し、畿央大学の上杉孝實さんからご講演をいただきました。具体的に、「おとな」はどんなとき深く学ぶのか、人が変化していく時に必要な「揺さぶり」と学習の関係、学習を企画する着眼点、学びが深まる学習方法や環境など、「おとな」対象の学習を進めるツボを学びました。
  次に、2つの人権・部落問題学習プログラムの体験と、それを進めていくための留意点を考えました。プログラム1つめの「ギエロン星人の怒り」は、八尾じんけん楽習塾の大谷眞砂子さんがファシリテーターとして進めていただきました。母星が消滅し地球に移住してきた「ギエロン星人」をめぐるうわさやデマが流れる、という仮想のお話を考えていくことで、私たちの身の回りにある差別問題に置き換えて考えました。
  プログラム2つめ「“あたりまえ”にひそむ非対称の関係 特権から考える差別の構造」では、栗本敦子さん(Facilitator’s LABO(えふらぼ))をファシリテーターに、異性愛者の特権(社会構造の中で優位に立たされることで持つ力)を考えた後、「非・部落出身者」の特権リストづくりを行いました。
  最後に、ファシリテーターとして必要なことについて考える時間を持ち、講座を終えました。
  講座の感想では、「成人の学習において、少人数での学習が効果的」、「自分の考えに“ゆさぶり”を体感してもらう講座展開の大切」、「ファシリテーターは一人ひとりの持ち味でいい」などがありました。
  人権・部落問題学習を参加体験型で進めるための学習プログラムとファシリテーターのあり方を考えた一日でした。
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