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人権・同和行政の基礎を“学んで・感じて・身につけた”三日間
〜人権・同和問題担当者の基礎が学べる入門講座〜

   人権・同和問題の基礎を学びたい方を対象に、2009年6月4日から15日のうちの4日間の日程で、「人権・同和問題担当者の基礎が学べる入門講座」を実施しました(参加者43人 ※人権協会・地域人権協会9人、市町村29人、府外5人)。
  講座内容として、まず一日目に、当協会村井茂専務理事を講師に人権・同和行政の基礎を学習しました。具体的に、調査データや実際の差別事件を参考にしながら、差別の現状や構造を学びました。そして、そこから見えてきた課題をいかに政策や事業など日々の業務で解決していくか、その方向性を学びました。次に、行政(松原市人権文化室の北野智海さん)・同和地区内施設(茨木市立沢良宜いのち・愛・ゆめセンターの松山浩一郎さん)・人権協会(とよなか人権文化まちづくり協会の許輝子さん)から体験談をお聞きすることで、担当者としての在りようや、仕事を進めていく上でのポイント、「できることからやってみる」ということを学びました。
  二日目は、大阪市西成区の釜ヶ崎と同和地区へのフィールドワークを実施しました(一箇所選択)。そこでは、日々現実にある課題に取り組み、よりゆたかな地域づくりに取り組まれておられる方から直接お話をお聞きし、また実際に歩いてみることで、自分たちの肌で感じることができました。
  三日目は、人まちファシリテーション工房のちょんせいこさんから、コミュニケーションスキルとして、ホワイトボードミーティングの基礎を学びました。また、実際に事業を実施していく上での企画の基礎を学びました。
  講座後のアンケートでは、すべての参加者が「大変よかった」「良かった」という評価でした。また、感想では、「知識のレベルではなく、人との関係性・交流という生身の部分での変革が必要だ」、「他の職場・職種の人も色々な悩みを抱えていることを知り、これからもがんばっていかなあかんと思った。」、「研修は参加のハードルを下げるとか、研修担当者の工夫次第でより意義あるものにできることがわかりました。」などがありました。 初めて担当者になって不安感いっぱいの状況だった受講前の参加者。その出発から、講座を通して学びを積み重ねたこと、参加者間のつながりができたことで、“自分なりのペースでやっていこう、というやる気や安心感”を持って講座を終えることができました。
  人権・同和行政を各現場で進めていただく、一歩となる講座となりました。
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