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識字・日本語教室の運営を考えよう講座を開催
  識字学級や日本語教室の運営には、たくさんの悩みがあります。この講座では、識字・日本語教室の運営についての課題を整理し、教室運営で大切なことを学びました。大阪人権センターで、2日間にわたって開催し、14名の参加がありました。

12月11日の午前は、対話形式での講演で、進行を森実さん(大阪教育大学)、講師を長尾由利さん(松原更池識字学校・国際広場“もめん”)と久保重明さん(識字・日本語コーディネーター)に務めていただきました。識字・日本語教室にたずさわるコーディネーターとして大事にしたいことや運営委員会の進め方などを中心に話されました。

 午後からは、森実さんの進行で、識字・日本語教室を運営する上での課題について、グループで方法を出し合い、発表しあいました。学習者とパートナーとのペアをどう組むかでは、学習者のニーズをよく把握する、ペアは変わるという仕組みにしておくのも良いなどが出されました。教室と外部とのつながりをどうするかでは、地域の団体や人とのつながりが強調されていました。学習者に教室へどのように参加してもらうかについては、教室の情報が伝わるように工夫する、学習者が教室に来たときに配慮することなどがだされました。

12日の午前は、課題の検討のつづきで、教室運営のための組織をどうつくるかについての方法を出し合いました。ボランティアとともに学習者も運営に参加してもらうことや、教室での責任などが論議になりました。

 午後は、一つの教室を開設し1年間運営するというシミュレーションを行いました。中国帰国の方が多く住んでいる住宅で日本語教室を開設するという想定で、教室運営に必要なことをグループで出し合い、模造紙に整理して、発表しあいました。これによって、教室づくりで必要なことや大切なことが整理されました。

  修了後の受講者からの感想では、「いろいろな教室の様子がわかった」「具体的なさまざまな経験を聞き参考になった」「事例の検討で教室運営を全体的に考えてみるという作業ができたので、教室の運営に反映させたい」「さらに運営の課題の検討をしたい」などが出されていました。
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