「なぜ働くの?」「働くってなに?」と質問されたとき、あなたはすぐに答えられるでしょうか?
長引く不況の中これまでの学歴神話が崩れ、企業の採用控えやリストラなど、仕事に就くことも働き続けることも難しい時代です。今の仕事や学校が自分に合っているのか確信がもてず、進学者や就職をしていない若い人たちも増加しています。
また、不合理な理由で不採用になったり、現場でのさまざまな人間関係により身も心も傷つくことが後をたたない現実もあります。
こういった状況、そして働くことは生活の糧を得て自立した生活を営んでいく上での基本的権利であること、社会の中で個人が認められ自己実現をはかることであることをふまえ、本冊子は作成されました。
特に、仕事に就く若い世代が、学校や地域の学習によって、自らの働く意味を確立されることに役立てていただきたいと願っています。
特徴として
(1)働く意味を考えることを通じて人権を考えることをねらいとしている
(2)地域・職場・学校の人権教育の場で活用できるように編集されている
(3)ファシリテーターの経験があまりない人でも取り組めるように、参加体験型学習を進めるファシリテーター用のハンドブックとして編集されている
(4)これから仕事に就く人、仕事を探している人、働いている人が、学校や地域、職場での学習で活用されることを想定していることです。
冊子の構成は、
まず、働くことの意味を考えることからはじめます。次に、多様な職種や働き方があることを学ぶことで、働く意味を広げていきます。そして、すべての人がともに生きいきと働けるように、就職やその後の職場で、偏見や差別のない環境をどうつくりあげるかを考えていきます。
アクティビティの内容は、
1、学習をより効果的に進めるために
1)アイスブレイキング小ネタ集
2)自己肯定感情を高める
(1)わたしのいいところ・あなたのいいところ
(2)わたしの情報BOX
2、「働く」意味を考える
1)働くことの意味を考える(なぜ働くのか、働くこととはどのような意味があるのかなどを考える)
・『十五少年漂流記』のように
・ライフプランシートを作成しよう!
・“ワーク&ライフ”バランスを考えよう!
・能力・適性・意欲−労働者の権利−
2)多様な職業観・働き方を考える(さまざまな職業や働き方を学ぶことで、主体的な職業選択や働き方を考える)
・さまざまな働き方 メリット?デメリット?
・消費者から生産者へ
・わたしが社長なら?
3)共にいきいきと働くために(否定されたり差別があるなど、働く上での壁を取り除き、いきいきと働くためのヒントを考える)
・ターニングポイントはこれだった
・女性が働く≠男性が働く・・・?
・あなたが面接官
3、「働く」についての考察
4、資料
5、相談・お問い合わせーいろいろガイドー