【大阪府委託】令和5（2023）年度大阪府人権総合講座（後期）を

開催しました

　2023年12月20日～2024年2月21日の期間中、全10日（合計50科目）にわたって、大阪府人権総合講座（後期）を開催しました。

　大阪府人権総合講座は、人権尊重の社会づくりを推進するために必要な人材を幅広く養成することを目的に、人権教育・啓発や人権相談に携わる方に必要な知識、スキル等を経験に応じて習得できる講座で、年間を通じて開催しています。

　後期は、専門的、経験者向けコースとして、「人権ファシリテータースキルアップ」「人権コーディネータースキルアップ」「人権相談員スキルアップ」「人権相談員専門」の4つの人材養成コースと、様々な人権課題を幅広く学ぶことができる「人権問題科目群」を設定しています。

今年度は延べ180人の方々が受講に受講していただきました。修了認定を行う、「人権相談員スキルアップコース」では、受講された方のうち、20人の方々の修了認定を行いました。

人権尊重の社会づくりや相談事業の充実のため、学ばれた事や気づき等を職場や地域等で活用していただければと思います。

■受講状況

受講申込者実人数：117人

■受講者の感想

・これまではファシリテーターの観点で場を回すことに懸命になっていましたが、知識や技術はもちろんのこと自分の心のあり方も大切だと思いました。（人権ファシリテータースキルアップコース）

・差別の歴史、概念について、差別は時代、社会構造に影響され、社会的に弱い立場のマイノリティが生み出され、他の事由でも複雑にからみ合い、複合差別が生じている実状があることがわかりました。（人権コーディネータースキルアップコース）

・相談員としての基本的な姿勢や価値観に加え、より実践的な内容についても講義を受けることができたため、普段相談員として従事している身としては勉強になることが多くありました。（人権相談員スキルアップコース）

・他の受講生と支援方法について議論することで、自身の考え方を整理することができました。また、自分にない観点からの考え方など、多くの気づきを得ることができました。他機関との連携により支援につながることがわかったので、ネットワークを今後形成し活用できるようしていきたいと思います。（人権相談員専門コース）

■講座の様子