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2023(令和5)年度介護サービス相談員現任研修を
実施しました

 介護サービス相談員は、特別養護老人ホームなど介護サービスを提供する場を訪ね、サービスを利用する方々のお話を伺って、相談に応じる等の活動を行なっています。利用者の疑問や不満、不安の解消を図るとともに、介護サービスがより良いものになるよう、サービスの質の確保と向上をめざす取り組みです。

 

 この介護サービス相談員の派遣事業は現在、大阪府内の31市町で実施されており、約300人の方が相談員に登録されています。この相談員の方々を対象に、スキルアップのための現任研修を例年実施しています。今年度は126日と213日の2日間にわたって開催し、府内11市町から35名の方々が参加されました。

 

 研修では、介護サービス相談員派遣等事業や介護保険制度の概要や改正点といった、制度の根幹にかかわる事項と、認知症のある方とのコミュニケーションのポイント、認知症のある方の思いと生活の質といった、認知症のある方への理解を深めると共にコミュニケーションをよりよくするために工夫できる具体的事柄を学びました。

この他、相談員の皆さんが自分自身のなかにある無意識の思いこみ(アンコンシャス・バイアス)を点検することで、コミュニケーションを深め、より良い信頼関係を築く視点などについて学びを深めました。

 

 コロナ禍で介護サービス提供の場への訪問が難しい市町もあるようですが、他の市町の相談員も含め、情報交換や声を掛け合いながら、明日からの活動に励む気持ちを新たにされていました。

  


■受講者の感想

  • ・初心にかえりました。まだ、活動は再開していませんが本日の講座を参考にして早く活動したいと意欲がわいてきました。

  • ・無意識の思い込みをチェックできる良い機会に恵まれ、反省にもなった。

  • ・認知症のある方とかかわることが多いので、周りの補いの大切さを知り、活動でしっかりと取組みたいと感じた。

  • ・認知症のある方の思いについて勉強になりました。促しの大事さがわかりました。

  • ・いろんな市町村の方に会い、新しいお話を聞いたりするのはとてもよかったです。

 


■研修の様子

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