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2023(令和5)年度介護サービス相談員養成研修を
実施しました

 介護サービス相談員は、特別養護老人ホームなど介護サービスを提供する場を訪ね、サービスを利用する方々のお話を伺って、相談に応じる等の活動を行なっています。利用者の疑問や不満、不安の解消を図るとともに、介護サービスがより良いものになるよう、サービスの質の確保と向上をめざす取り組みです。

 

 大阪府内33市町に約300人の介護サービス相談員が登録されています(新型コロナウイルス感染症の影響により事業休止中の市町含む)。今年度より新たに介護サービス相談員として活動する方を対象とする「介護サービス相談員養成研修」を、2023925日~121日(計7日間)に集合・参加型で開催しました。

 

 介護サービス相談員養成研修は、厚生労働省が示す標準的な研修カリキュラムを参考にしつつ、活動の基礎となる人権尊重の視点を学べる内容で実施しており、①正相談員コース(対象:介護サービス相談員登録予定者)、②補相談員コース(対象:介護サービス相談員補登録予定者)、③補充コース(対象:補相談員コースを修了し、事業を実施する市町村が相当と認める期間活動を行った者)、という3つのコースを設定しています(なお、補相談員コースの修了者が補充コースを修了することで、正相談員コースを修了したことと見なします)。

 

 新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの市町村で、介護サービス相談員が介護サービス提供の場へ訪問する事が制限されていました。対面での活動が難しい中でも、手紙を書いたり、リモートで面会したりと工夫した活動を行う自治体もありました。

 今年度に入り、緩やかではありますが訪問活動は徐々に戻ってきている様子です。このような中、今年度より新たに活動される介護サービス相談員の方が、大阪府内15市町より計45人の方(正相談員コース:35人、補相談員コース:10人)が受講され、43人の方が研修を修了されました。

 

 介護保険制度の概要、高齢者の理解、相談面接技法、記録報告、施設訪問実習等、合計40時間の長時間の研修でしたが、皆さん意欲的に受講されていました。

 

  今年度の養成研修を修了された方々を含め、今後も介護サービス相談員の皆さんが活躍されることを期待しています。

 

■受講者の感想(一部)

 ・自分自身に関わってくることが多いので、引き続き学ばせていただきたいと思います。

 ・施設の工夫や努力を見つけながら、利用者と施設をうまくつなげていき、よい解決にむかえる一助となるようにと思いました。

 ・これからこの研修での勉強を役立てて頑張りたいと思います。

 ・グループワークでは皆さんの気づきや、実践内容がよく伝わってきて、励みになった。



■研修の様子
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