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2022(令和4)年度介護サービス相談員現任研修を
実施しました

 介護サービス相談員は、特別養護老人ホームなど介護サービスを提供する場を訪ね、サービスを利用する方々のお話を伺って、相談に応じる等の活動を行なっています。利用者の疑問や不満、不安の解消を図るとともに、介護サービスがより良いものになるよう、サービスの質の確保と向上をめざす取り組みです。

 

 この介護サービス相談員の派遣事業は現在、大阪府内の33市町で実施されており(新型コロナウイルス感染症の影響により事業休止中の市町含む)、約300人の方が相談員に登録されています。この相談員の方々を対象に、スキルアップのための現任研修を例年実施しています。今年度は116日と124日の2日間にわたって開催しました。

 この現任研修は、コロナ禍のため一昨年度より受講対象者を限定したり、定員を縮小したりしながら対面・集合型で実施してきましたが、今年度は感染症対策を徹底の上、3年ぶりに従来の形で実施し、15市町から43名の方々が参加されました。

 

 研修では、介護サービス相談員派遣等事業や介護保険制度の概要や改正点、適切なケアのあり方、認知症のある方とのコミュニケーションのポイントのほか、相談員の皆さんが自分自身のなかにある無意識の思いこみ(アンコンシャス・バイアス)を点検することで、コミュニケーションを深め、より良い信頼関係を築く視点などについて学びを深めました。

 コロナ禍で介護サービス提供の場への訪問が難しい状況が続きますが、他の市町の相談員同士で声を掛け合いながら、本格的な活動の再開に向けて、気持ちを新たにされていました。

 

■受講者の感想

・新しい研修内容もあり、有意義でした。
・3年以上活動を中止していることもあって、かなり薄れていた部分を改めて認識することが出来た。
・他の市の方と話ができ、介護サービス相談員の現状を知ることができました。いろいろ勉強できてよかったです。
・人手不足や虐待などが報道されるがこのような時期こそ介護サービス相談員の訪問が望まれる。前向きに市町村、施設で検討してほしい。

 

■研修の様子
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