★2017年度人権NPO協働助成金★
とりくみほうこく②
ひきこもりの若者がつなぐ"地域の絆ホッとランチ"配食事業
団体名 NPO法人南大阪サポートネット
「スタッフ、支援者、当事者家族の会との学習会と意見交換とお弁当作り試行」支援者、当事者家族の方々との学習会並びに意見交換
6/17に、定例的に開催している学習会を行った。この会は主にスタッフ、ボランティアスタッフ、当事者家族が「ひきこもり」に関する様々な角度からの学習の機会と情報交換、交流の場として有効な時間となっている。
今回はカウンセラーの方を中心に学習の時間を持ち、今からスタートする事業についての意見交換も行った。この日はひきこもりの体験があり、現在も定期的な社会参画までには至らない状況の若者も参加していて貴重な意見を聞くことができた。
私たちのNPOには専門資格を有する支援者がいるわけではないのと、資金面からもカウンセラーがボランティアで関わって下さることがとても有難い。今後もこのような連携を増やしていきたい。
6/19に配食お弁当作りの試行を行った。前日より買い出し、仕込みをし、当日は朝8時から約50食のお弁当を作った。お弁当は活動に賛同してくれる協力者に購入する形で食べてもらった。
当日の詰め込み作業には、不登校になり高校を中退した若者(Nさん)が次の一歩を踏み出す時の体験場所として参加してくれた。Nさんの母親とは昨年の秋から繋がることができていて、親の会や学習会への参加を通してスタッフとも信頼関係を持てている。その上でNさんの状況と今回のお弁当作り試行のタイミングが合い、参加に至った。
今回のように当事者家族と良い関係を持つことが当事者の体験機会提供にとってとても重要なポイントになっている。
団体名 一般社団法人ELLY
「意見交換会を開催!」
6月26日に有志による参加者を募り、意見交換会を開催いたしました。事前に作成していた内容を皆さんに読んでいただき、その後、意見交換を行いました。また冊子に掲載予定の指導案についての解説があり、熱心に耳を傾けられていました。
自身の体験談を掲載して欲しいというLGBT当事者の声もあり、予定時間内に収まりきらないほど多数の意見が集まりました。
私自身もLGBT当事者の一人ですが、ひとくくりにLGBT(性的マイノリティ)といっても、一人一人の考え方があり、それを形にして伝えることが難しくもあり、やりがいでもあると感じました。
今後はさらに内容を詰めて行き、掲載する内容やデザインを進めて行きます。
メンバー一同、力を合わせて活動に努めて行きます。
小中学校での今日的な部落問題を伝える教材づくり事業
団体名 西成教育サポート6校連絡会
「部落問題を考える「第一歩」がスタート」
6月26日(月)16時から、にしなり隣保館で西成教育サポート6校連絡会の総会を行いました。総会には、各学校の教師に加え、地域の町会や民生委員などの役職の方も参加しますので、この機会を活用して「部落差別の現状と課題」をテーマに、ヒューマンライツ協会の寺嶋理事を講師に招いた学習会を開催しました。
学習会の途中で講師が参加者に「学校で部落問題をどうやって教えてるの?」と聞かれましたが、会場からは明確な返事もなく、どうやら学校では部落問題をほとんど教えていない様子に感じました。また、「部落に住んだら部落民になるの?」、「兄弟が部落の人と結婚したら、家族全員が部落民になるの?」という問いにも参加者は頭を悩ませていました。
今後も部落問題について悩み、考える機会を増やして、こどもたちに今日的な部落問題をどのように伝えていくのかを議論して行きたいです。
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・2017年度人権NPO協働助成金の募集案内
(http://www.jinken-osaka.jp/2017/01/2017npo.html)
・2017年度人権NPO協働助成金の助成事業が決定しました。
(http://www.jinken-osaka.jp/2017/03/2017npo_1.html)
・協働事業で成果を上げるために...事業説明会&ワークショップ
(http://www.jinken-osaka.jp/2017/06/2017npo_2.html)
<とりくみほうこく>
①「お弁当づくり拠点清掃作業と当事者家族の会の方々との意見交換」「冊子作成中!」
(http://www.jinken-osaka.jp/2017/06/2017npo_3.html)
この人権NPO協働助成事業は、人権に取り組むNPO等のホップ・ステップ・・・を応援するために、事業収益の一部を活用して自主事業として取り組んでおります。
より充実した内容へと発展させるために、皆様のあたたかいご支援・ご協力よろしくお願いいたします。
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