講座・イベント案内

2016年度ハンセン病問題講演会

ハンセン病回復者の家族・遺族がこうむった人生被害を語る

~被害からの回復のために、私たちができること~

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チラシのダウンロードはこちら→2016年度 ハンセン病問題講演会.pdf

 

2003年3月25日にハンセン病家族・遺族の会である「れんげ草の会」は発足しました。ハンセン病患者の子であり、家族であったことを隠し続けてきた人々が、「らい予防法違憲国家賠償請求訴訟」で遺族原告として出会い、お互いを知り、家族としての被害自体を確認したといいます。

2001年の国賠訴訟判決後の和解交渉で、国は家族もまたハンセン病になった人を排除した加害者と主張していました。本当にそうなのか。家族であったことを隠さなければならなかった社会の側にこそ差別があるからではないのか。遺族が提訴した初めて国賠訴訟である鳥取裁判判決が、2015年9月9日に出されました。請求棄却というものでしたが、その理由中において「家族の被害は、患者本人の被害とは異なる固有の被害として認められる」との見解が明らかにされました。家族が受けた被害を認めたのです。


今年度のハンセン病問題講演会では、ハンセン病回復者の家族・遺族がこうむった人生被害とは何かを明らかにし、家族・遺族の方々がその被害から解放されるために私たちができることは何なのかを考えていきたいと思います。そして、断たれてしまったハンセン病回復者と家族・遺族のきずなの回復のためには何が必要なのかを明らかにしたいと思います。



日 時:2月18日(土)13:30~16:30


場 所:大阪市立阿倍野区民センター 2階大ホール


資料代:500円※事前申込不要

     手話通訳・要約筆記あり  点字資料が必要な方は事前にお申し込みください。



◆DVD上映

「家族・親族への思い~ハンセン病回復者からのメッセージ」

(製作:「もういいかい」映画製作委員会)



◆シンポジウム

【シンポジスト】

 (ファン) 光男(グワンナム)(家族・遺族の会「れんげ草の会」代表/家族訴訟原告団副代表)

 ハンセン病回復者家族

 神谷 誠人(弁護士/家族訴訟原告代理人)

【コーディネーター】

 小林 洋司(兵庫大学短期大学部教員)



「ハンセン病問題講演会実行委員会」事務局

〒542-0012 大阪市中央区谷町7丁目4-15(大阪府社会福祉会館3階)

ハンセン病回復者支援センター(桑山・加藤・二宮)

TEL06-7506-9424  FAX06-7506-9425

E-mail shien-center@osaka-saiseikai.jp


主催 ハンセン病問題講演会実行委員会

共催 大阪府 大阪市 堺市