講座・イベント案内

2014 年 度ハ ン セ ン 病 問 題 講 演 会

大阪にあった「外島保養院」の移転問題から考えよう

~現在も続く排除と差別   
障害者差別解消法の施行に向けて~
ハンセン病問題講演会.png

チラシのダウンロード→ハンセン病問題講演会.pdf


大阪においてハンセン病問題の府民啓発と回復者支援ネットワークづくりを目的に、支援活動に関わる関係諸団体で実行委員会を設立し、ハンセン病問題講演会の取り組みを始めて今年で11年目になります。

今回の講演会のテーマは、大阪にあった外島保養院の移転問題と2016年4月施行の障害者差別解消法です。

1909(明治42)年に開設したハンセン病療養所「外島保養院」は、現在の大阪市西淀川区にありました。そのことを知っている人は今ではほとんどいないのが現状です。

1934(昭和9)年の室戸台風で大阪湾一帯に4メートルを超える高波が押し寄せ、外島保養院は全壊・流失し、入所者173人が亡くなりました。

外島保養院は、反対運動によって大阪で再建することがかなわず、岡山県の長島に移転することになり、1938(昭和13)年に「光明園」として再建され、1941(昭和16)年、国立に移管されて「邑久光明園」となりました。

今年度のハンセン病問題講演会は、大阪市内にあったハンセン病療養所「外島保養院」の歴史を振り返る中で、二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、病気や障害を理由として施設設置に反対する市民に、共に生きる社会の実現が大切であることを知ってもらうこと、そして2016年4月施行の障害者差別解消法を実効力あるものにし、差別禁止法制定の必要性を学ぶ場としたいと思います。


◆日時:2015年 2月14日(土)13:30~16:00(13時開場)

◆資料代:500円

◆会場 大阪市立阿倍野区民センター 2階 大ホール

(大阪市阿倍野区阿倍野筋4-19-118 )

◆手話通訳・要約筆記あり

(※点字資料が必要な方は事前にお申し込みください)


◆プログラム

□ 映画上映会  『もういいかい~ハンセン病と三つの法律~』より外島保養院について(30分)

□シンポジウム
【シンポジスト】

屋 猛司(邑久光明園入所者自治会会長)

宮良正吉(ハンセン病関西退所者原告団いちょうの会 会長)

三宅美千子(外島保養院の歴史をのこす会共同代表)

尾上浩二(障害者インターナショナル日本会議副議長)
【コーディネーター】

谷川雅彦(部落解放人権研究所所長)


主催 ハンセン病問題講演会実行委員会

共催 大阪府 大阪市 堺市