2013年度(平成25年度)介護相談員の現任研修を開催しました。
大阪府内で活動されている介護相談員を対象に、相談のスキルアップを図るための現任研修を2月に2日間の日程で実施しました。大阪府内23市町から114人が受講し、108人が修了しました。
講座では、認知症についての理解やコミュニケーションを中心に学び、事例検討では、介護保険の利用者の思いに寄り添うための大切な視点等について考えました。また、介護相談員同士の交流の場にもなりました。
研修で学んだ内容が、介護サービス提供の場における人権と利用者及び従事者を含めた人権を大切にした取り組みにつながるよう期待します。
(受講者の声)
・相談員として認知症の方への接し方がとても参考になりました。
・私たちの活動で利用者さんがほっとできたらいいです。講義が活用できるようにしたいです。
・ワークがあって他の地域の相談員さんも同じような悩みがあるのだと思いました。
(研修の様子)
■介護相談員について
市町村に登録された介護相談員が、介護サービスの提供の場を訪ね、サービスを利用する方々等のお話を伺い、相談に応じる等の活動を行なうものです。この事業は、利用者の疑問や不満、不安の解消を図るとともに、派遣を受けた事業所における介護サービスの質的な向上を図ることを目的としています。
介護相談員は主に以下の活動を行ないます。
(1)サービス事業所等で利用者のお話を伺い、相談に応じます。(概ね2週間に1回程度訪問します。)
(2)施設等の行事に参加します。
(3)サービスの現状把握に努めます。
(4)事業所の管理者や従事者と意見交換します。
(5)上記の活動等を通じて、サービス提供等に関して気づいたことや提案等がある場合には、事業所の管理者等に伝えます。