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事業計画づくりに取り組む

「地域の課題を解決する-事業のつくり方」講座を開催

 

  地域にある課題を解決するために、どのように事業計画を作っていくかを学ぶため、1月21日と2月18日の2日間、HRCビルにおいて、「地域の課題を解決する-事業のつくり方講座」を開催しました。講師は、社会的事業を数多くコーディネートしている田村太郎さん((特)多文化共生センター大阪、(財)ダイバーシティ研究所、(特)edge各代表理事)で、28名の受講者が、事業計画づくりに取り組みました。

 1日目は、対象とする課題を事業という手法で解決していくために、必要となる事業計画の基本を学びました。まず、事業計画をたてる基本的な手順として、対象とする課題と、目標とする状態の設定方法、そしてそのための具体的な活動内容という3つの基本的な要素を学びました。次に、自分が想定した事業の基本的な要素を考え、グループで紹介しあいました。また、事業の実施に必要なお金や人の資源の集め方についても学びました。そして、自分の想定する事業を、「事業計画のための9つの質問」に答える形で記入して、次回の講座に持ってくることになりました。

 2日目は、まず参加者が「事業計画のための9つの質問」を作る際に出てきた疑問を出しました。これに対して田村さんが、対象とする課題を絞り込むことや、ひとつの課題にひとつの事業計画を作ること、サービスを提供する人と資金をもらう人とを切り分けて考えるなどがアドバイスとしてだされました。これをふまえて参加者は、事業計画を書き直し、グループの中で発表しました。そしてグループの参加者からもアドバイスをもらい、事業計画を練り上げていきました。最後に、グループでベストプランを選び、全体に発表して終わりました。

 「事業計画は何度も書いて練習すればできる」「事業でやることを先に考えて資金は後から考える」などの軽快で明快な田村さんの解説で進みました。参加者からは「事業計画が具体的に考えられるようになった」「資金についてもっと掘り下げたい」「考えた事業計画を生かしていきたい」などの感想が寄せられました。

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