【大阪府委託】
平成30(2018)年度啓発実践・交流会を開催しました
人権啓発事業に関わって幅広い情報交換や交流を行い、今後の取組のヒントを得ていただく機会として、7月5日14時30分~17時(会場・大阪府新別館北館)の日程で啓発実践・交流会を開催し、市町村等の人権啓発担当課職員の皆さま29人にご参加いただきました。
具体的な内容として、まず大阪府人権協会より、本事業に関わって次の通りご説明と報告をさせていただきました。
まず、本事業をより活用いただくため、「啓発支援事業実施要領」を元に事業の利用方法や活用事例について詳しくご説明しました。
次に「人権啓発に関わるアンケート」集計に関するご報告として、今回新しくお聞きした項目の内容を中心に特徴的な点についてご報告しました。なお、アンケート項目は次の通りです。
①昨年度の実施された講演会、講座、公演、パネル展、映画上映会等について、
②「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」、「部落差別の解消の推進に関する法律」とそれに係る人権問題、性的マイノリティに関して実施された広報・周知について
⑤講師リストに追加してほしい内容
⑥条例、基本方針・計画、審議会、庁内会議等について。
最後に、人権相談の集約と事例の活用についてでは、大阪府人権協会のホームページで報告されている人権相談の集約状況や事例についてご報告し、啓発や研修での活用を呼びかけていきました。
次にグループワークとして、セッション①でワールドカフェを、セッション②でテーマ別の交流を行いました。
ワールドカフェでは、グループのメンバーを変えていきながら、全体的な情報交換と交流を行いました。
テーマ別の交流では、「部落差別解消推進法とヘイトスピーチについて」「LGBTについて」「意識調査、条例、方針、計画、庁内連携会議など」で各1グループ、「全体的な情報交換や交流」で4グループをつくり、情報交換と交流を更に深めていきました。
交流の全体共有では、各グループで話題になったこととして次のような内容を発表いただきました。
●意識調査とその分析に関すること、意識調査を受けての計画策定やその進捗管理といった内容。
●LGBTに関する職員意識調査や、アンケート男女欄の記載をどうするのか、LGBTの表記に関する内容。
●部落差別解消推進法では、差別の定義や、法の具体化にあたり国に先んじてどのような内容が取り組めるのかという内容。
●全体的な交流では、啓発事業に若い層を参加していただくための工夫、集客が見込める取組、啓発グッズの作成、事業の効果検証などの話題が出るなど、府・市町村の取組の特徴や違いなど交流する内容。
また、参加してくださった皆さまから次のような感想をいただきました。
・他市町村と交流や情報交換でき、参考になる点が多かった。府下のすべての市町村が集まる機会は少ないので、とてもよい機会だった。
・他市町村の悩みや工夫を聞くことができた。
・他市がつくっているグッズが見れて参考になった。
・自分たちでは思いつかなかったアイデアを知れた。
・テーマ別で聞きたいことが具体的に聞けた。