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解決力を磨くための事業計画のつくり方講座 事業報告


事業の手法で人権問題を解決するとは・・・。



2017年2月6日(月)、HRCビルにて「解決力を磨くための事業計画のつくり方講座」を開催し、NPO・市民団体・行政など12名の方が受講されました。この事業は、人権に関わるコーディネーターの育成を目的として大阪府人権協会の自主事業として取り組んでいます。


講師の田村太郎さん(ダイバーシティ研究所)は、これまでの自身の体験や具体的な事例をお話しされ、演習を通して、事業計画のための3つのSTEPについて学びました。


3つのSTEPとは...

①課題設定や解決策の考え方を学ぶ。

②事業に必要な人材や資金について学ぶ。

③事業計画のつくり方を学ぶ。

IMG_5883.JPG事業計画づくりの基本的構成として、①対象とする課題を絞り込むこと ②目標とする状態を明確にすること ③目標を実現するために具体的な活動内容を考えていくことが大切だとお話されました。


演習では、目標とする状態をイメージすることで課題設定や事業の組み立て方について考えたり、事業に取り組む上で必要な人材や資源について考えてみるなど、参加者同士が意見を出し合いながら交流を行いました。


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そして、課題解決のために事業に取り組んでいくには、組織全体で必要な力を持つ人材を育てていくことが重要だということを述べられました。


※現在、大阪府人権協会が募集する人権NPO協働助成金(下記参照)の要綱にも事業計画のつくり方のポイントをあげていますので、ぜひ参考にしていただき助成金にご応募ください。


受講者の感想 ※一部抜粋

●課題を具体的に特定することの重要性を深く理解することができました。

●たいへんくわしく説明していただいてわかりやすかったです。課題を具体的にはっきりさせることが必要だと思いました。

●順をおって説明されており、具体例が多くわかりやすかったです。また、楽しく話を聞けたのは良かったです。

●次の状態目標設定、納得共感できるデータ収集などあらためて認識させられる機会となりました。

●とても内容の濃い講座でした。参加してよかったです。「教科書の話」ではなくて、田村先生の体験に基づいたお話が大変勉強になりました。

●事業計画と聞いてすごく難しいのかなという先入観がありましたが、とても分かりやすく、おもしろく聞かせて頂きました。

●何回聞いてもそのときそのときの私のニーズに合ったいろんな発見があります。

●とてもわかりやすく、すぐにでも活用したい内容が満載でした。


受講者の皆さまのおかげでスムーズに進行することができました。またアットホームな雰囲気づくりにご協力いただき、ありがとうございました。


受講された皆さまは、人権問題への様々な思いや目標を持って、事業に取り組まれている、あるいは事業に取り組む準備されているところだと思います。この講座を通して、今後の取組みに活かしていただければ幸いです。(事務局より)



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2017年度人権NPO協働助成金のご案内-

2017年度「人権NPO協働助成金」を活用した事業企画を募集します。


この助成金は、人権に取り組むNPO等が「当事者のつながりづくり」「ユニークな啓発・広報活動」「持続可能な活動の仕組みづくり」などをテーマに、大阪府人権協会等と協働で取り組みながら、より効果的な問題解決につながることを応援するものです。
解決したい人権問題、取り組みたい課題、実現したいこと・・・ぜひ、この助成金をご活用いただき、ともに人権の取り組みを前進させましょう !


詳しくは2017年度人権NPO協働助成金のご案内をご覧ください。