2015年度ハンセン病問題講演会
ハンセン病問題をどう学ぶか
~隔離政策のもとで奪われた教育権と教育界が果たした役割~
チラシのダウンロードはこちら→2015年度ハンセン病問題講演会pdf
大阪においてハンセン病問題の府民啓発と回復者支援ネットワークづくりを目的に、支援活動に関わる関係諸団体で実行委員会を設立し、ハンセン病問題講演会の取り組みを始めて今年で12年目になります。
今回の講演会のテーマは「教育」
ハンセン病問題をとおして人権の大切さを教えるために全国の教育現場ではハンセン病問題学習が取り組まれています。平成21(2009)年4月に「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」が施行されてからは、中学校社会科公民教科書にハンセン病問題が掲載されています。
日本におけるハンセン病隔離政策は、明治40(1907)年から平成8(1996)年まで、89年間も続きました。子どもの時に入所した方が多く、教育を十分に受けられず、入所後も一生療養所から出られないことを知らされた子どもたちは生涯にわたって心に残る傷を負わされました。
ハンセン病隔離政策の中で教育界が果たした責任は大きく、当時の学校は身体検査でハンセン病と診断したら、保健所に報告し、療養所へ強制収容するという機能を果たしていました。
今年度のハンセン病問題講演会は、現在の教育につなげる取り組みとしてハンセン病問題をどう学ぶか、子どもたちにいのちと人権の大切さをどう伝え育むかを当事者の体験や実践をとおして共に考える場にしたいと思います。
日時:2月13日(土)13:30~16:30
場所:大阪市立阿倍野区民センター2階大ホール
◆映画上
『こんにちは こんにちは金泰九(キムテグ)さん~ハンセ病問題から 泰九さん~ハンセ病問題から 泰九さん~ハンセ病問題から学んだこと~』 学んだこと~』
(第 33 回全国中学生人権作文コンテスト法務大臣賞「NO!と言える強い心をもつ」映画化)
◆シンポジウム
【シンポジスト】
藤崎 陸安 (国立療養所多磨全生園入者 国立療養所多磨全生園入者・
全国ハンセ病療養所入者協議会事務局長)
本山 みえ(仮名: 退所者 )
伊藤 あゆ(大阪府立松原高等学校教員 大阪府立松原高等学校教員 )
定久 和睦(大阪市立栄小学校教員 大阪市立栄小学校教員 )
【コーディネタ】
延 和聰(盈進中学高等校教頭 盈進中学高等校教頭 )
資料代500円
※事前申込不要
※高校生以下は学生証提示で無料
手話通訳・要約筆記あり 点字資料が必要な方は事前に、事務局までお申し込みください。
「ハンセン病問題講演会実行委員会」事務局
〒542-0012 大阪府大阪市中央区谷町7丁目4番15号(大阪府社会福祉会館3階)
ハンセン病回復者支援センター(桑山・加藤・原田・兼田)
Tel06-7506-9424 Fax06-7506-9425
Mail shien-center@osaka-saiseikai.jp
主催 ハンセン病問題講演会実行委員会
共催 大阪府 大阪市 堺市