2013年度「社会的養護の当事者が抱える困難さとその支援」
学習会 を開催しました。
社会的養護施設で育った経験がある人は『生』と『死』のはざまで生きている人がいます。
『社会的養護の当事者支援ガイドブック』をもとに相談事業の中で適切な支援を行えるように相談員のスキルアップを目的として、「社会的養護の当事者が抱える困難さとその支援」学習会を2014年3月17日(月)15:00~17:00 HRCビル研修室にて開催しました。
作者の長瀬正子さんからガイドブックの内容に沿って
・社会的養護で育つということ ・社会的養護の当事者の相談ニーズと自殺
・社会的養護の当事者の相談を受ける時に必要な知識や考え方
・支援をするうえで大切なこと などの話がありました。
特に『支援をするうえで大切なこと』の中では
①上から目線のアドバイスは、絶対にだめ。
②当事者が必死に生き抜いてきたプロセスへの敬意と尊重が必要等「社会的養護の当事者支援」だけでなく、相談担当者として心得ておくべき重要な点を提示していただきました。
ご参加の方からは
・自分の事を自分の言葉で発する事の出来ない当事者と、実際どのように関わっていく事が出来るのか、難しいと感じた。表現出来るような、信頼関係をきずいていくことが大切なのだろうけれども・・・。勉強になりました。ありがとうございました。
・初めて社会的養護という言葉を知りましたが、目前における家庭のあり様が一律的で狭い考え方しかないように思いました。そういう中で社会的養護の必要な当時者が里親の家に行って育つ人の数も限られてくると思いました。
との感想がありました。
『社会的養護の当事者支援ガイドブック』
大阪府民間団体自殺対策緊急強化基金事業として行いました。