コーポラティブ住宅の概要

コ−ポラティブ住宅

とは

 自ら居住するための住宅を建設する者が組合を結成し、共同して事業計画を定め、土地の取得や建設の設計、工事の発注、その他の業務を行い、住宅を取得し、管理していく方式。

コ−ポラティブ住宅

の特長

@ 入居予定者が建築計画を協議していくので、入居後のコミュニティづくりが円滑にできる。

A 自ら事業計画に参加することにより、入居者が納得できるコストで住宅を取得できる。

B 間取り等について、入居者が自分の希望を活かすことができる。

C 親しみのある街並みの形成も可能となり、良好な住環境を形成することができる。

コ−ポラティブ住宅

問題点

@ 入居予定者がコ−ポラティブ住宅建設の事業に参加することを決めてから、実際に入居するまで、長期間を要する。

A 入居予定者どうしの協議難航や建築コストの上昇といった問題を防ぐために分譲方式に偏ってしまうと、入居者の意思を反映した良好な住環境とコミュニティを形成することが困難となる。

活用にあたってのポイント

入居予定者が中心となって建設計画を全て決めていくことが理想ではあるが、不可能に近いのが実情である。

 したがって、ブロックプランの採用も一つの方法として有効である。

 

ブロックプランとは?

事業の概要・く体(構造体)部分など、おおよそは企画者が予め決めておいて事業参加者を募集し、その後、入居予定者が特に内装(間仕切りなども含む)については、ある程度自由に決め、共用部分などについても入居者同士で変更を加えていく、計画の2段階方式の進め方。

 

○協同性やコミュニティを生成・維持していくために、コーディネーター(コンサルタント等)を中心としたネットワークの維持に努めることも必要である。