大阪府内における人権相談の状況

(4)高齢者に関する人権相談

 1995年(平成7年)に高齢社会対策基本法が施行され、2006年(平成18年)には、高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律が施行された。大阪府では、2005年(平成17年)から、「大阪府高齢者虐待防止・身体拘束ゼロ推進会議」を設置し、高齢者虐待防止に向けた取組を推進しており、2006年度(平成18年度)からは「ふれあい支え合う明るく活力ある高齢社会~高齢者の尊厳の保持と家庭や地域における自立の支援」を基本理念とする「ふれあいおおさか高齢者計画2006」がスタートしている。また、高齢者虐待の防止については、高齢者保健医療福祉関係機関・団体との連携による高齢者虐待防止体制を構築するとともに、市町村・地域包括支援センター職員等実務者の研修、専門相談窓口の設置等の市町村に対する支援や、セミナー開催等により啓発を行うなど、取組を推進している。
 こうした中で、人権相談機関ネットワーク加盟機関に寄せられた高齢者に関する人権相談は264件であり、その内容としては、介護者からの虐待、介護施設における虐待に関する相談などが含まれている。その中で、高齢者の抱える各種の悩み事に応じる高齢者総合相談情報センターには、子どもや配偶者からの虐待などの相談(実件数28件)が寄せられている。