主な人権侵害事象(差別事象を含む)状況

(3)府内の主な専門機関で把握された人権侵害事象件数

2.配偶者からの暴力(大阪府)

 配偶者暴力相談支援センターの機能を有する府内7施設(大阪府女性相談センター、子ども家庭センター(6か所))が把握した2011年度(平成23年度)における「配偶者からの暴力」に関する人権侵害件数(DV防止法関連)は、4,880件でした。これを加害者との関係でみると、「婚姻の届出のある配偶者からの暴力」が3,703件であり、「離婚済みの配偶者からの暴力」が558件、「婚姻の届出のない配偶者からの暴力」555件などとなっています。


配偶者からの暴力(大阪府) グラフ・表


【注】

・配偶者暴力相談支援センター

 2002年(平成14年)4月の「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(以下、DV防止法という。)」の全面施行により、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図るため、都道府県が設置する施設(市町村の設置は努力義務)です。
 業務としては、①相談や相談機関の紹介②カウンセリング③被害者及 び同伴者の緊急時における安全の確保及び一時保護④自立して生活することを促進するための情報提供その他の援助⑤被害者を居住させ保護する施設の利用についての情報提供その他の援助⑥保護命令制度の利用についての情報提供その他の援助を行うものがあります。