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具体的な人権相談事例

(6) 外国人に関する人権相談

入居拒否に関する事例

相談者の主訴

 仲介業者から、「ある法人が社宅としてマンションを借りることになり、大家(管理業者)と話をしていたが、入居するのが韓国人だとわかった途端に入居を拒否されたので、指導してほしい。」と相談があった。

相談の経過

 相談者(仲介業者)から事情聴取を行ったところ、大家(管理業者)は「韓国人は、食べ物のにおいがキツイ」と言っているとのことであった。

対応

 韓国人だからと言ってにおいがキツイ食べ物が好きだとは限らないし、逆に日本人でもそのような食べ物が好きな人はいる。
最近は、外国人を理由として入居や入店を拒否することが裁判になっている事例もある旨説明し、家主を啓発するよう相談者(仲介業者)に対し指導した。

課題・問題点

 宅建業者による差別事象が続発しており、人権意識の更なる高揚が必要である。