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   2021年度人権NPO協働助成事業 中間報告交流会のご報告

 2021年9月21日(火)の午後2時から午後4時に、人権NPO協働助成事業に伴う中間報告交流会を実施しました。

 中間報告交流会の目的は、各実行団体が、事前評価から事業のブラッシュアップに努め、日々の取り組みを進める中、それらの取り組み報告を通じて、「他の実行団体とのつながりづくり」や「さまざまな取り組みを知ることで事業のさらなるブラッシュアップ」を目的としています。

 参加者は、実行団体(10団体)から17人、事業の推進委員が4人、当協会職員が4人で3つのグループに分かれ、「事前評価やToC(セオリー・オブ・チェンジ)取り組みから見えてきたこと」「取り組みの成果と課題」などについて報告と交流を行いました。
参加した感想として、
「苦労を共有し学びあう意識を感じ取れて良かったです」
「様々な団体とつながりをもてること、それが今後の活動に活きてくることにたくさんの力をもらいました」
「事業を通して交流したいと思います。時間が足らなくらいでした!!楽しかったです」等のお声が挙がりました。

 
 また、推進委員の皆さんからは、以下の通り、事業をよりよくしていくための助言や投げかけを頂きました。
○コロナ禍だからこそ、人権課題に対しどのように公益性を持たせるのか

○他団体の取り組みから学び、自らの取り組みをどのように切り開くのか

○差別に関心のある人をどのように巻き込むか

○取り組みを広げつつも絞る作業を繰り返す大切さ

○学ぶこと学習することそして学びとは何かを考える時間の大切さ

○活動を進めるなか地域の人の共感をどのように得るか

○重ねた地域との関係性は後に加速力を持ち広がりを見せてくれる

○単独では困難なことも他団体とのコラボすることで事業の充実につながる

○人権課題は当事者性がとても大事

○掲げる目標の達成に向け事業対象者がマッチしているか新たな対象者の発見

○評価を通じて自分たちの気づかない新たな課題の発見

○活動を通じて良い効果が見られれば、惜しげもなく公開して新たな担い手の発見

○コロナ禍だからこそできる手法の発見

これらを受け、「取り組みの整理ができた」「励まされた」「気づきと振り返りができた」との感想も頂きました。

 引き続き、実行団体の皆様とともに「差別や排除のない人権尊重の社会づくり」に向け、取り組みを進めていきたいと思います。