【大阪府委託】平成30(2018)年度
「おおさか相談フォーラム」を開催しました
平成31(2019)年3月8日(金)、大阪市立住まい情報センターにて、「大阪相談フォーラム」を開催しました。
このフォーラムは、相談活動への関心を高めるとともに、「人権相談機関ネットワーク」加盟機関や相談・支援にあたる方同士の経験交流や情報交換、およびスキルアップができる場として毎年実施しています。
今年度も、府内市町村の人権担当課や地域の人権協会、様々な企業などから、76名の方々が参加されました。
■今年度は「性的マイノリティの相談と支援」
近年、様々な相談・支援の現場で、性的マイノリティに関する相談・支援が増えています。
その一方で、相談・支援にあたる人が、当事者の置かれた状況や課題を十分に理解できなかったり、思いをくみ取ることができなかったりすることで、その対応が不十分なものになっていないかといった不安を感じてしまうことも多いのではないでしょうか。
そうした課題を踏まえて、今年度は、「性的マイノリティの相談と支援」をテーマにフォーラムを開催しました。
■内 容
第1部では、講師の桂木祥子さん(LGBTと女性のためのリソースセンター「QWRC」理事/精神保健福祉士)より「性的マイノリティの課題と支援のニーズについて」と題する基調講演をいただき、性的マイノリティの相談・支援に当たる上で知っておくべき基本的な考え方などを共有しました。
続く第2部では、性的マイノリティ当事者が直面しやすい以下のテーマについて、相談や支援の課題等を、それぞれの専門の立場からご報告いただきました。
■報告① 医療・福祉から:桂木 祥子 さん
■報告② 教育から:土肥 いつき さん(京都府立高校教員ほか)
■事例③ 労働・法律・制度から:南 和行 さん(弁護士)
第3部では、基調講演と各報告を踏まえて参加者がグループ別に交流や意見交換を行い、また、講師との質疑応答を通して、さらに理解を深めました。
■参加者の感想(アンケートより一部抜粋)
・とても学びの多いフォーラムでした。電話相談を受けているので、活かしていきたいと感じました。
・本日のフォーラムに参加することで、LGBTの方に対する理解が深まりました。
・自分のなかの違和感を持つ方々が少しでも生きやすい社会になればと思います。
・施策について考える時、相談内容から必要なことを見出していくべきと思いました。