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【大阪府委託】平成30(2018)年度

 「相談事例研究会」を開催しました

 

 人権相談機関ネットワーク加盟機関の相談員等の皆さんが、相談スキルの向上と、加盟機関同士の交流・連携を図る場として、「相談事例研究会」を開催しました。

 今年度は大阪府内の4つの会場で、合計86人の方にご参加いただき、実際の相談事例を題材に、適切な対応方法等を検討・学習しました。

■開催日時・場所

  • 第1回 9月6日(木)13:30~17:00 茨木市役所
  • 第2回 9月10日(月)13:30~17:00 羽曳野市役所
  • 第3回 9月12日(水)13:30~17:00  岸和田市立桜台市民センター
  • 第4回 9月26日(水)13:30~17:00 大東市役所            

 
     

■内 容

.講義「ストレングス視点を生かした相談支援」および「事例検討と相談支援」

 
講師: 潮谷光人さん(東大阪大学准教授)



講義要旨

・ストレングスの視点とは、相談者の心理的、身体的、情緒的、社会的、精神的なあらゆる面のプラスの側面に焦点をあてるもので、相談者の日常を重視するのが特徴。プラスの側面は表面化されているものだけでなく、相談者の思い、将来、潜在的な力、環境や人などを指す。

・相談者のストレングスを引き出すために、相談支援者がリフレーミング(否定的なことを肯定的に捉え直すこと)できる力を有していることが求められる。

・意思決定支援に際しては、ストレングスの視点を基本とし、クライエントのプラス側面を強化することで、本人や周囲に判断を促すことが求められる。

・ストレングスを重視したアセスメントにおいては、相談者の生活課題を評価するのではなく、「おもい」や願い、成長などを肯定的に捉えた具体的な内容であることが求められる。




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.相談事例の報告 

各相談機関から相談事例を報告していただきました。(※各事例の概要は下記よりPDFファイルをダウンロードできます)

 【事例① 対人関係に課題を抱える元受刑者への支援】



 【事例② 認知症により自立支援に支障が出ている高齢夫婦への支援】



 【事例③ 夫によるDV・子どもへの虐待に悩む障がい者への支援】



 【事例④ 薬物やアルコールへの依存がある人の生活への支援】)





.グループワーク 

 いくつかのグループに分かれて、2.で報告された相談事例をもとにグループワークを行いました。相談者のストレングスを重視しながら、状況や課題を整理し、対応や支援のあり方を話し合って参加者で確認・共有しました。


.まとめと助言 

 3.のグループワークの結果を各グループから発表し、その内容を参加者全体で共有しました。併せて、講師よりアドバイスや情報提供をしていただきました




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■参加者の感想(アンケートより一部抜粋)

・相談者のストレングスの視点、引き出し方など、学ぶところが多かったです。意見も活発に出て良い気づきが多々ありました。

・色々な機関の方が参加されていて、それぞれに視点が違うことが刺激になりました。

・自身の相談対応を振り返る良い機会となっています。難しいテーマも多いが、検討するプロセスが重要だと感じました。